富士重工は本当に北米で売れているのか?

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前回に引き続き
富士重工はどこで、何を売っているのか調べてみましょう。


前回マツダを調べた結果
欧州で売っているのは間違いないですがそれよりも北米がメインの稼ぎ頭であることがわかりました。
今回は、北米で売れていると言われている富士重工(主にスバルブランド)がどこで売れているのか調べてみましょう。
まずは富士重工のページから、IRのページに飛んでみましょう。
2015年度はこちらです。
まず最初に安全に対する取り組みのイントロダクションです。
今回は関係ないので飛ばしちゃいましょう。
4P目に、売上高に対する事業セグメント毎の売上率、営業利益率が掲載されております。
富士重工における事業セグメントは当然自動車がトップ、次に航空宇宙事業、ついで産業機器事業となっていますね。
航空事業と産業機器事業を割愛するとして、自動車事業の前年比売上高は20%もアップ。しかも、6期連続で最高売上高を更新している様子です。
これはすごい。
また、営業利益の伸び率は29.7%と、売上高よりも大きい伸びを記録しております。
更にROE(投資することで得られる利益率)は29.3%。
29.3%がどれだけすごいかといいますと、
アメリカの平均ROE→約12%
google→約15%
トヨタ→約14%
……と、バケモノみたいな数字を叩きだしております。笑
むちゃくちゃ儲かってる。

3つめが環境対応
です。2018年型から適用される米国のZEV規制に対応して、
スバル車の個性でもある走りの魅力を備えたプラグインハイブ
リッド(PHEV)を投入することを発表しました。

以前掲載しました新型XVのスパイショットにて、PHEVを盛り込むとのことでしたが
正式に発表していたんですね。知らなかったです。
確かに、本当に米国が稼ぎ頭であるのならZEV規制(めっちゃ厳しい排ガス規制)をクリアするには
PHEVは必須かもしれません。

※為替前提は¥95/US$

3カ年連結収益計画を見る限り、為替はかなり厳しく見ている様子です。
仮に3年、より安定的に円安が続けば営業利益率は更に吹っ飛びそうですね。
さてさて、32ページから、国毎セグメント別売上高等が書いてあります。
見てみましょう。
連結完成車地域別販売台数を見ると……
うん、北米というよりもアメリカがかなりの割合であることがわかります。
WS000000.jpg
わーお。
910,695台販売中、527,630台がアメリカで売れている。笑
割合で言うと、凡そ58%。かなりの依存率です。
2014年度は53%、2013年度は49%なので、年々依存率は上がっております。
一方の日本での割合は18%程。こりゃディーラーが神対応するわけですね(棒読み)
車種別の連結販売台数はこちら。
WS000001.jpg
連結なので日本やアメリカ市場等、ごっちゃになっております。
車種はほぼレガシィ、インプレッサ、フォレスターに偏っているのが分かりますね。
特にレガシィとインプレッサはアウトバック、G4、XVといった派生を全て含んだ数字として出している
と思われるので……。
フォレスターの安定感がすごいですね。笑
WS000002.jpg
海外の販売台数を車種毎の売上を数字で見ると、こんな感じ。
スポーツセダンであるWRXも、なかなか健闘しております。
レガシィがバカバカ売れていると思っていましたが……一番売っているのはフォレスターなんですね。
ちなみに、工場の生産力は日本で63.2万台、北米で20万台程。
販売台数が90万台と考えると……、生産力全然足りないです。
北米工場のテコ入れが急務ですね。
結論として、
スバルにおける全販売台数のうち、60%近くがアメリカで売っている。日本は18%程度。また、アメリカ市場への依存率は年々増加傾向にある。
となります。
ここまでアメリカ一本足ですと……、ちょっとリスキーかもしれませんね。