トヨタとスズキ、正式に業務提携への検討を開始!日本車メーカーで大規模な再編の序幕か!?

スポンサーリンク

これは驚きました……。

ニッケイの飛ばし記事、恐ろしい命中率です。

先程速報ニュースが様々なソースで入りました。

96958a9e93819688e3e09a9b9d8de3e0e3e2e0e2e3e4e2e2e2e2e2e2-dsxzzo0825766012102016000001-pb1-7

まずはトヨタグローバルニュースルームから、

スズキとトヨタ、業務提携に向けた検討を開始

-環境や安全、情報技術等の分野で連携を強化-

 スズキ株式会社(以下、スズキ)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、両社の協力関係の構築に向けた検討を開始することを決めたと発表した。

自動車業界は、従来の自動車そのものの開発技術にとどまらず、環境や安全、情報等の分野において先進・将来技術の開発が求められるなど、取り巻く環境がこれまでにない速さで、大きく変化している。また、こうした分野では、個別の技術開発に加えて、インフラとの協調や新たなルールづくりを含め、他社との連携の重要性が増してきている。

スズキは、軽自動車を中心に、価格競争力の高いクルマをつくる技術を一貫して磨いてきたが、先進・将来技術の開発に課題を抱え、危機感を持ってきた。一方のトヨタは、環境や安全、情報等に関する技術開発に取り組んでいるが、欧米各社よりも仲間づくり、標準づくりの面で遅れている。

今回、両社が抱える課題を解決するためには、業務提携が有効であると考え、検討を開始することにした。今回の検討は、両社間で公正かつ自由な競争が行われることを前提として、進めることになる。なお、この提携の構想は両社以外にもオープンなスタンスであり、将来的には標準化にもつながるものと考えている。

スズキの鈴木修会長は、「トヨタは業界トップの企業であり、また、あらゆる先進技術、将来技術を手がける最も信頼できる会社。今回こうしてトヨタとの協業に向けて協議を進められることになり、大変ありがたい。豊田章一郎名誉会長にまず相談させていただき、豊田章男社長にも協業に関心を示してもらい、大変感謝している。スズキの将来のためにもしっかりと協議に臨んでいく」と語った。

トヨタの豊田章男社長は、「自動車業界を取り巻く環境が大きく変わる今、生き抜くために必要なのは『変化に対応する力』。個別の技術開発に加えて、同じ志をもった仲間づくりが重要となってきている。『もっといいクルマ』づくりと自動車産業の発展に役立つ取り組みであれば、我々は常にオープンな姿勢で検討したいと考えている」と語った。

ほぼ同時期に、スズキニュースリリースからもこのような表明がありました。

スズキとトヨタ、業務提携に向けた検討を開始

環境や安全、情報技術等の分野で連携を強化

スズキ株式会社(以下、スズキ)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、両社の協力関係の構築に向けた検討を開始することを決めたと発表した。

自動車業界は、従来の自動車そのものの開発技術にとどまらず、環境や安全、情報等の分野において先進・将来技術の開発が求められるなど、取り巻く環境がこれまでにない速さで、大きく変化している。また、こうした分野では、個別の技術開発に加えて、インフラとの協調や新たなルールづくりを含め、他社との連携の重要性が増してきている。

スズキは、軽自動車を中心に、価格競争力の高いクルマをつくる技術を一貫して磨いてきたが、先進・将来技術の開発に課題を抱え、危機感を持ってきた。一方のトヨタは、環境や安全、情報等に関する技術開発に取り組んでいるが、欧米各社よりも仲間づくり、標準づくりの面で遅れている。

今回、両社が抱える課題を解決するためには、業務提携が有効であると考え、検討を開始することにした。今回の検討は、両社間で公正かつ自由な競争が行われることを前提として、進めることになる。なお、この提携の構想は両社以外にもオープンなスタンスであり、将来的には標準化にもつながるものと考えている。

スズキの鈴木修会長は、「トヨタは業界トップの企業であり、また、あらゆる先進技術、将来技術を手がける最も信頼できる会社。今回こうしてトヨタとの協業に向けて協議を進められることになり、大変ありがたい。豊田章一郎名誉会長にまず相談させていただき、豊田章男社長にも協業に関心を示してもらい、大変感謝している。スズキの将来のためにもしっかりと協議に臨んでいく」と語った。

トヨタの豊田章男社長は、「自動車業界を取り巻く環境が大きく変わる今、生き抜くために必要なのは『変化に対応する力』。個別の技術開発に加えて、同じ志をもった仲間づくりが重要となってきている。『もっといいクルマ』づくりと自動車産業の発展に役立つ取り組みであれば、我々は常にオープンな姿勢で検討したいと考えている」と語った。

提携の目的は?

どちらも同じ内容のニュースリリースですが、今回の提携によるキモはなんといってもここでしょう。

スズキは、軽自動車を中心に、価格競争力の高いクルマをつくる技術を一貫して磨いてきたが、先進・将来技術の開発に課題を抱え、危機感を持ってきた。一方のトヨタは、環境や安全、情報等に関する技術開発に取り組んでいるが、欧米各社よりも仲間づくり、標準づくりの面で遅れている。

ここが今回の提携における、最大の焦点です。

スズキのメリットは?

スズキの強みは軽自動車もありますが、それよりも猛烈な成長率が期待できるインドの市場をほぼ独占していることです。

軽自動車だけでは、スズキはもっと昔にGMか、もしくはVWに吸収されることとなっていたことでしょう。

鈴木修会長の自伝によると、インド進出は自分だけでなく、スズキという会社の命運をかけて行った事業とのこと。失敗すれば、スズキは……。

そのような状況でありながら、スズキはインドでの大成功によって、世界で10番目に販売台数をあげている自動車メーカーへと変貌しました。

スズキは本当にインドで売れているのか?
マツダとスバルに引き続きスズキです。 修ちゃんがいなくなった後でも果たしてうまくやっていけるのか? 最近のコンパクトカーラッシュは意図的...

ですがスズキには弱点があります。

まず一つ目に、海千山千の経営者である鈴木修氏の年齢です。

スズキのCEOである鈴木修氏が辞任するようです
1930年生まれの86歳です。 社長としての最初の仕事はアルトのプレゼンでした。

二つ目の問題は、スズキが新開発したマイルドハイブリッドは欧州における次世代の排ガス規制によってガソリン車と同様の扱いを受けること。

これを自前で開発するのではなく、トヨタと技術提携を行うことによって供給を受ける……。

これが目下の目的かもしれません。

トヨタの思惑は?

トヨタグループには、ダイハツがあります。ダイハツは国内において、軽自動車市場で思いっきりライバルとなっていますね。

そのダイハツですが、これまで筆頭株主でありましたが完全子会社化することとなりました。その狙いは以下に書いてあります。

トヨタ&ダイハツ、東南アジア攻略に小型プラットフォームを開発!日本への展開も!?
以前完全子会社にしたものの、その後一切内容が出回りませんでした。遂に出てきたようですが……?

さて、トヨタの狙いは何でしょうか。それは全てこちらに書いてあります。

ダイハツ、遂にトヨタの完全子会社化へ。スズキとの連携関係はどうなるのでしょうか。
スズ菌に感染している私にとってはダイハツは長年の宿敵です。 ライバルが良い車を出したから自分はより良い車を出す。 このサイクルがあるから...

インド市場は現在、スズキが過半数をほぼ占めており、トヨタは5%程度とされています。それほどにも圧倒的な市場占有率を持っています。

インドは広いため、なかなかディーラー網を整備する余裕がありません。そこでトヨタはスズキと提携することで、スズキのディーラーに車を売ってもらうということとなりますね。

また、もう一つ問題があります。ライバルであるVWの存在です。

VWは買収を繰り返すことによって、販売台数を大幅に上げることに成功しています。

それによって新興国および低価格帯のセアトから、超高級車ランボルギーニまで10以上のブランドを手中に収めています。

こちらがVWグループです。どれだけたくさんのブランドを抱えているのかわかると思います。

img_0

それに比べトヨタグループはトヨタ、レクサス、ダイハツ、日野の4社のみです。資本提携を進めている富士重工は現状どうなるかは不明ですが、まだまだ統廃合の余地があるといえます。

規模は大きくなれば大きくなるほど、生産拠点で自由な配分が出来たり、仕入れ価格が下がるメリットもあるわけです。

……そうなると、トヨタグループはスズキとの資本提携もそう遠くないうちに始まるかもしれませんね。

日本車メーカー、遂に統廃合が始まるのか?

日産の三菱自動車買収によって、ルノー・日産アライアンスは1000万台クラスへと成長し、もはやGMを抜きました。

実は現在の販売台数順位は、1位VW、2位トヨタ、3位がルノー・日産アライアンスとなるのです。

ホンダはこれからも独立を保つでしょうが、マツダ、富士重工はどこかと協業する可能性はこれからも考えられますね。

今回の提携は日本車メーカーのパワーバランスが大きく変わる、一つのきっかけとなるかもしれませんね。