スズキの社長が交代したようです

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なんというか、ひとつの時代が終わったという感じと言うか。
以前鈴木修会長の自伝を読んだ私としては、胸からこみ上げるものがあります。
静岡にいるとスズキだらけで妙に親近感が沸いてしまうのもあるかもしれません。
友人もスズキや、スズキ関係の会社に勤めてる人が多いですし。


以下引用

スズキ「おやじ」依存から脱却、チーム経営で次の100年に
修氏は1978年に社長に就任して以来、37年間トップを続けてきたが、自身も85歳という高齢になり、トップの若返りが長年の課題だった。修氏も「企業規模からするとワンマン、独裁は限界を超えている」と指摘。同社は修氏頼みのワンマン経営から脱却し、俊宏氏を中心としたチーム経営へ緩やかな移行をめざす。

ソース:ロイター通信
タイトルのおやじ依存とは、鈴木修会長の自伝であるこの本から来ているのでしょう。

俺は、中小企業のおやじ

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スズキはインドで大成功してグローバル企業となり、今や世界で十番目に売れている自動車メーカーに成長しました。
インドでのことを振り返った修節と呼ばれる、彼の会見がすごく胸に来る。以下引用

「よく『スズキさんは先見の明があって素晴らしいですね』などと言われる。冗談じゃない。先見の明なんてどこにあるかって。
本当は,我々だって大手と同じように先進国に進出したかった。しかし,先進国の中で(軽自動車のような)小さなクルマを造ってほしいと言ってくれる国はどこもなかった。
仕方がないから,裏道をとぼとぼ歩いていたら,変なおじさん(注:R.C.バルガバ氏と思われる。同氏は,当時インド政府の高官で,後にインド政府とスズキの合弁会社であるマルチ・ウドヨグ社(現在は,スズキが54%を出資するマルチ・スズキ社)で社長も務めた人物)に出会った。
そして,『お前,何を悲しんでいるんだ?』と聞かれたから,大手なら先進国に出られるのだが,うちは小さなクルマしかないから,どこにも行くところがない。だから,残念ながら軽自動車(注:日本のことと思われる)を中心に造っているんだと話した。すると,彼は『ワシの所に来ないか?』と言った。まあ,だまされたと思ってついて行ってみるかと,ついて行った先がインドだった。これが当社がインドに進出した理由だ(注:当時,インド政府は自国に自動車産業を興そうと考え,技術的なパートナーを探していた)。
しかし,インドに行ってみたら,電気は止まるわ,水道はないわ,井戸を掘ったって浄化設備がないと使えない。電話は通じないし,道路は未舗装のためデコボコの上,行き交う人よりも牛の方が多い。こうした状況でさんざん苦労した。それでも,一生懸命にやった結果,現在がある。
別に先見の明があったわけではない。行くところがなくて,仕方がないからインドに行ったのだ」。

引用元:日経テクノロジーオンライン
中小企業のおやじとはワンマンであるということだと思うのですが
次の社長が鈴木修会長のようにワンマンでできるか、と言ったら厳しいでしょう。
となれば、チーム制に少しずつ移行するのが最適解なのかもしれません。
自伝では、鈴木修会長は若返りをはかって何度か次期後継者を育てていましたが
そのたびに次期後継者体調を崩してまた鈴木修会長が社長に戻る……ということが続いてしまったため
バトンタッチをするにも難しい状況が続いてしまったようです。
本人はフォルクスワーゲンとの国際調停が終わるまでは続ける気でいたみたいなのですが、年齢的にもこれ以上長引くわけにはいかないと判断しバトンタッチをしたのでしょう。
修節が見れなくなってしまうのはとても残念ですね。
ちなみにフォルクスワーゲンとスズキでは、このような資本提携を結んでいるようです。以下引用

【当初の提携目的】
・VW:インドなど新興国向けの低価格小型車の開発ノウハウを得る。
・スズキ:VWが持つHV車やEV車の環境技術の提供を得る。
新興国向けの低価格小型車をVWに供給する。
の筈でしたが、提携後 1年9ヶ月が経過してみると事態が変化。
【スズキ側の見解】
・VWの申し入れを受けて、互いに独立したイコールパートナーである事を条件に契約を締結したが、19.89%のマイナーな出資比率ではVWからまともな技術的支援を受ける事が困難である事が判った。
・提携の具体化に向けて交渉を続ける中で、スズキがVWのエンジンを採用した場合、スズキの生産の1割を占める他社へのOEM供給ができなくなるなど様々な制約がある事が判った。
・軽市場やアジア市場で競争力を維持していく為には経営判断における 『自主独立』が不可欠だが、VWが最近になって 『財務的、経営方針上、重大な影響を与える事が できる会社』 としてスズキを位置付け、それを公表。スズキの自主的な経営判断にマイナスの影響が出る事が懸念される状況になって来た。
【VW側の見解】
・業務提携以降、予想以上に具体的な進展が無い。
・スズキが提携後、伊フィアットからのディーゼルエンジン供給に合意した事は契約違反であり、その行為に対し、数週間の改善期間をスズキに与えた。遺憾に思っているが、必要なら状況について協議する用意が有り、提携解消を意図している訳では無い。 スズキの対応を見た後、次の段階について協議する予定だった。 スズキは「依然として魅力的な投資先」。

ソース:Clicccar
フォルクスワーゲンに多大なる不幸が訪れますように