日産自動車株式会社の4月~6月決算が発表!国毎の売上割合も判明!大幅な減収減益も、理由は……?

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日産自動車の2016年度第一四半期(以下1Q)が発表されました。

詳しく見ていきましょう。

日産自動車、2016年度第1四半期決算を発表

日産自動車、2016年度第1四半期決算を発表

2016年度第1四半期連結決算
2016年度第1四半期
(2016年4月~6月)
前年比
売上高2兆6,545億円-8.4%
営業利益1,758億円-9.2%
経常利益1,982億円-8.2%
当期純利益1,364億円-10.7%

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は27日、2016年度第1四半期(4月~6月の3ヵ月間)の決算を発表しました。

2016年度第1四半期の連結営業利益は1,758億円となり、売上高営業利益率は6.6%に達しました。連結売上高は2兆6,545億円となりました。為替変動の影響を除いた営業利益は、37.8%増の2,670億円となりました。

日産の社長兼CEOのカルロス ゴーンは、「最近の為替変動による逆風や不安定な状況が続く新興市場の影響にも拘わらず、2016年度第1四半期は大きな落ち込みはなく、比較的しっかりとした業績を達成しました。これは、北米を中心に販売が好調な主力モデルとコスト効率に焦点を当てた取り組みが基礎体力を押し上げたことによるもので、当社は通期予想を達成できる位置につけています。また、当社のコスト管理の徹底、継続的な新車攻勢、そしてアライアンス戦略によるメリットが功を奏している証です」と述べた。

中国合弁会社の業績を比例連結した会計基準では、2016年度第1四半期の売上高は2兆8,935億円となりました。営業利益は2,090億円に達し、売上高営業利益率は7.2%となりました。

日産ニュースプレスリリースより

つまり、

売上高(車その他もろもろで売り上げた合計)、

営業利益(売上高から人件費や研究費等車を売るのに必要な経費を引いた利益)、

経常利益、(営業利益から本業に関係ない利益や費用を引いた利益)

当期純利益(納税後最終的に残った利益)

全てにおいて前年比マイナスとなり、減収減益という結果となりました。

ただし、為替変動によってすべての利益が目減りしてしまったのであって、為替変動を除くと増益となり、儲けが増えています。

また、キャッシュフロー計算書を見てみると、①営業キャッシュフローは、②投資キャッシュフローは、③財務キャッシュフローはとなっています。

つまり、

①本業によって稼いだお金が増えている

②投資による支出が増えている

③借入金による収入が増えている

ということとなります。

ちなみに、三菱自動車の買収は②にあたります。

資金は会社にとっての命であり、血脈です。

これが増えているということは、より盤石になっている証拠なのです。

国毎での売上はどうなったのか?

国別での売上は以下の通りです。

27年度1Qの比較があったのでそのまま掲載します。

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※売上と利益が減っているのは為替の影響です。

こう見てみると、北米の売上は素晴らしいですね。日本とくらべてトリプルスコアです。

しかし営業利益は日本より若干多い程度なので、北米で1台売るよりも日本で1台売ったほうが効率が良いようです。

どのメーカーも欧州での売上はイマイチ利益がありませんがなんででしょうかね?

値引きさせられる上ベースグレードしか買わないからでしょうか?

それとも自分で整備するから利益が出ないのでしょうか?

謎は深まるばかりです。

日産の意外な稼ぎ頭も発見!

ちょっと気になった点はここです。

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何かといいますと、自動車を販売しても利益は5%程度しかないけど、リースを組ませることで利益が跳ね上がるということ。

更に為替変動による影響をおもいっきり受けた自動車は売上から利益まで全て減ったにもかかわらず販売金融事業は増益であること。

国毎の利益割合は不明ですが、これは面白いですね。

アメリカはフルローンが基本と聞くので、もしかしたら利幅の高い車を買わせて、フルローンの代わりに値引きを行い、ローンで利益を稼ぐ方法をとっているかもしれません。

販売金融事業がどれだけ効率が良いのか分かりますね。

とはいえあくどいというわけではなく、しっかりとWin-Winのカタチがあります。

ユーザーにとってのローンのメリットは、お金が無くてもその場で車を購入することが出来、ムリの無い返済が可能であること。

うまく稼いでいるなあという決算書でした。